認定看護師コラム
脳卒中予防について
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 澤邉 晃永
暑い季節になってきました。皆様、体調管理は万全でしょうか?今回は「脳卒中予防10カ条」について紹介したいと思います。脳卒中は脳血管障害の総称です。脳血管障害とは主に脳出血、脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血など脳の血管の一部が破綻して出血する場合や脳血管が詰まることで発症する脳梗塞があります。
脳の病気は季節的には冬のイメージではないでしょうか?国立循環器病研究センターの調査によると脳梗塞は6月から8月に多く発症することが明らかになりました。
脳血管障害の発症件数は減少傾向にありますが寝たきりとなる原因の第一位です。ですから、予防が非常に重要です。では、どのように予防すればいいのでしょうか?そこで日本脳卒中協会から「脳卒中予防10カ条」として分かりやすくまとめられていますので参考にしていただければと思います。今回は個々の解説はいたしませんが、提言の多くは生活習慣にまつわることです。直ちにすべてを改善しようとすることは中々、実行できにくいものです。このような提言があることを知って予防の必要性を知るきっかけになれば幸いです。
① 手始めに 高血圧から 治しましょう
② 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
③ 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
④ 予防には タバコを止める 意志を持て
⑤ アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
⑥ 高すぎる コレステロールも 見逃すな
⑦ お食事の 塩分・脂肪 控えめに
⑧ 体力に 合った運動 続けよう
⑨ 万病の 引き金になる 太りすぎ
⑩ 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
このほかにも同協会から「脳卒中克服10カ条」もまとめられていますので参考にしてください。