薬局だより
お薬の飲み忘れを防ぐためには
薬局 薬剤師 菅沼 健人
処方されたお薬を飲み忘れした事がある方は多いのではないでしょうか。今回は飲み忘れの原因と防ぐ方法についてお話しします。
飲み忘れの原因としては、これといった自覚症状が無い(痛みなど)ためについうっかり服用を忘れてしまう「うっかり忘れ」や、飲み方が複雑になる事で記憶があいまいになり飲み忘れをしてしまうケースが多いようです。
次に、飲み忘れを防ぐ代表的な方法について挙げてみます。
①袋などを利用して飲む時間帯ごとに分類…朝・昼・夕など袋を用意して、その袋に1回分ずつ入れます。
②一包化…飲む時間帯ごとに一つのパッケージにします。多くの調剤薬局で行っているため、医師や薬剤師に相談してみてください。
③カレンダー等を利用…曜日ごと・飲む時間ごとの仕切りやポケットがついている箱、カレンダー等が市販されています。
この他にも様々な方法がありますので、自分にあったやり方を探してみてはいかがでしょうか。治療効果を得るためにも、正しく服用できなかった場合は正直に医師や薬剤師に報告するようにしましょう。お薬と上手に付き合い、飲み忘れのない様にしましょう。