放射線科のご紹介
放射線科 主任 太田 運良
当院の放射線科は放射線科医師1名、診療放射線技師16名(男性12名、女性4名)で構成され、外来・病棟患者さんの日々の画像検査・診断を行っております。
まずは放射線科で現在動いている機器を紹介します。
・一般X線撮影装置:胸腹部、骨・関節撮影など、様々な部位を撮影する装置
・マンモグラフィー撮影装置:乳房X線(低圧)撮影を行う専用の装置
・骨密度測定装置:腰と股関節の骨密度をX線で測定する装置
・X線透視撮影装置:X線の動画を見ながら撮影できる装置
・アンギオグラフィー撮影装置:脳血管や冠動脈をX線の動画を見ながら撮影できる血管専用の装置
・X線CT撮影装置:X線を回転させ得られたデータをコンピュータで再構成し断層画像を作成する装置
・MRI撮影装置:核磁気共鳴現象を応用し、得られたデータをコンピュータで再構成し断層画像を作成する装置
・PET?CT撮影装置:PETとCTの撮影が行え、双方を結合した画像を作成できる装置、PETは陽電子放出核種を計測したデータをコンピュータで再構成し断層画像を作成する装置
骨密度測定装置
MRI撮影装置
X線CT撮影装置
上記で作成された画像は、全て院内の専用サーバに保存しセキュリティで管理された環境下でいつでも閲覧できるようになっています。
我々診療放射線技師の仕事は、医師から具体的に指示された部位・内容をできる限り診断しやすい画像になるように、かつできるだけ低侵襲(患者さんの体に負担がかからないように)になるように創意工夫して検査を行う事です。普段なんとなく受けているレントゲン検査やCT、MRI等の検査は上記の裏付けがあって初めて“普通の検査”となります。
医療技術・医療機器の進歩は日進月歩、新しい技術を追い続けるだけではなく既存の技術をブラッシュアップする事でさらに技術の価値を高める事が可能であり、尽きる事はありません。
当院で検査をされる全ての患者さんが、質の高い検査を安心して受けていただけるように、我々はこれからも日々精進してまいります。