【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

診療受付時間(月~土 8:30)休診日(日・祝・年末年始12/30-1/2)

top_set_01-1 top_set_01-2 top_set_01-3

広報誌「みな・みな・ねっと」

ホーム 当院について 診療科のご案内 健診・PETのご案内 採用情報 交通アクセス

薬剤科だより

日焼けについて

薬剤科 薬剤師 緑山 莉枝

minaminanet202205_3_1

 新緑がまぶしい季節となり、そろそろ日焼けが気になってくる頃ではないでしょうか。今回は日焼け止めについてのお話をします。

 

紫外線とは

 紫外線(Ultraviolet、UV)は波長の長い方からUVA、UVB、UVCに分けられています。波長が短いほど傷害性が強く、地球を取り巻くオゾン層により吸収され、UVC波は地上にほとんど到達しません。そのため地表に届く紫外線は少量のUVBと大量のUVAです。

日焼けとは

 日焼けには紫外線により皮膚が赤くなる「サンバーン」と、その後黒くなる「サンタン」の2つがあります。サンバーンは紫外線による皮膚のヤケド、サンタンはその結果おこるメラニン増加です。

 UVAは波長が長く、その半分近くが真皮まで到達し、慢性的に浴びるとシワやたるみなど、皮膚の老化を加速する原因となります。UVBは波長が短いため、主に表皮で急激に作用してサンバーンを起こし、シミやソバカスなど、乾燥の原因となります。それらを防止するのが日焼け止めですが、その効果を表すのに以下の代表的な指標があります。

・SPF(Sun Protection Factor)

 UVBに対する防御効果を表しています。大まかにはどのくらいの時間紫外線を浴びると翌日に皮膚が赤くなるかを表しています。例えばSPF30の製品であれば、何も塗らない素肌が10分で赤くなったとすると、それを30倍(5時間)に延ばすことができるということです。

・PA(Protection grade of UV-A)

 UV-Bに対する防御効果を表しています。こちらも+の数が多いほど効果が高いとされ、+から++++の4段階があります。

最後に

 日焼けは皮膚癌、しみ、しわなどの原因になることがあります。適切に予防していきましょう。

minaminanet202205_3_2

 日焼け止めは効果が強ければそれで良い、というわけではなく、屋外活動の程度、時間等に応じて適切に使い分けましょう。また、使用後はきちんと洗い落とす事も重要です。

 

▲みな・みな・ねっと 5月号に戻る

ftr_logo

〒989-2483 宮城県岩沼市里の杜一丁目2-5
TEL 0223-23-3151 FAX 0223-23-3150

個人情報保護法施行により、ホームページに掲載されている写真はご本人の承諾を得ております。

Copyright c 2005 Minami Tohoku Hospital. All Rights Reserved