感染症における原因菌の特定のためのグラム染色・培養、適切な抗生物質投与に必要な薬剤感受性検査、結核菌を代表とする抗酸菌検査などを行います。 病院感染が社会的にもクローズアップされている昨今、様々な感染症にも対応できるよう日々取り組んでいます。
細菌の形態学的特徴を捉え、病原菌の推測や炎症の程度を把握し、迅速に臨床の場へ生かします。
臨床状況に応じた培地使用や培地環境(嫌気培養、CO2培養など)を行っています。
自動分析装置(マイクロスキャンウォークアウェイ96SI)を導入し、微量液体希釈法(MIC)による報告とともに、更なる検査の充実を図っています。また、臨床上問題となる各種の“耐性菌”にも、迅速な対応を心掛けています。
再興感染症として、再び世界的に問題となっている結核菌。若い人から高齢者まで、年齢に関係なく発症します。結核に気付かずにいると、周囲の人にまで感染させ、多くの社会問題となる為、臨床への迅速な対応とモットーにしています。
微生物検査室における病院感染対策の役割りとして、病院内の感染症に関する情報をいち早く把握し、院内にフィードバックする事により、アウトブレイクを防ぎます。また、職員への院内感染対策の啓蒙をはかっています。