患者サポートセンター副センター長 菊地 知憲
当院では2022年6月に患者サポートセンターを開設しました。
超高齢化社会を迎えている日本において、介護が必要な状態となっても、できる限り住み慣れた地域で、これまでの日常生活に近い環境で暮らし続けたいという願いを実現する方法として導入されたのが、地域包括ケアシステムです。医療・介護・福祉サービスが、状況に合わせて24時間365日連続して提供できることが理想とされています。
一方、当法人は検診、予防、救急医療、入院、外来、介護保険サービス、相談支援など、地域包括ケアシステムに寄与することが社会的使命であり、地域の医療機関、介護福祉施設、相談機関との連携を一体的に行うことを目的に患者サポートセンターを開設いたしました。
医療機関からのご紹介等に対応する地域医療連携、入院予定の方へのオリエンテーションを行う入院時支援、生活・福祉・介護に関する相談を担う医療福祉相談の3つの部門で構成されています。
私は医療福祉相談の部門の医療ソーシャルワーカーとして、様々な患者様の病気や怪我によって生じる色々なお困りごとについて一緒に考え、支援する仕事をしております。
最近は介護を含めた生活の再構築をどのようにしていくのかという相談が増えております。人生のライフステージにおいて高齢期、人生の終盤をどのように過ごすのかというのは非常に重要な問題です。多職種が連携し、少しでも安心して退院、退院後の生活が送れるように患者様とご家族を支援させていただきます。
「どうしたら良いか分からない」という時には患者サポートセンターにご相談ください。また医療ソーシャルワーカーからもご挨拶をさせていただくこともございますので、よろしくお願いいたします。