それは万人の願うところであり、医療進化の原点でもあります。
「がん死亡」を減らす方法は、今のところ早期発見・早期治療以外にありません。現在は発見が遅くほとんどが3cm以上で転移・浸潤などのため、治療をしても80~90%が死亡しております。がんが早期に発見され、適切な治療がなされれば完治率は格段に上がります。そして、早期で発見するための優れたがん検診が「PETがん検診」です。PETによる検査は検査薬の注射をするだけで苦痛も少なく、1回の検査で安全に全身の「がん検査」ができます。
まずは、ご自身で、身体の異変や気になる事を把握して専門医にかかる事も大切なことです。しかし、自分で診断を下してはいけません。普段からチェックをし早期診察を受けることが、早期発見につながるのです。
「がん死亡」を減らすためには、一人でも多くの方が優れたPET検診を受診されることが肝要です。早期受診により、必ずやご本人はもちろんご家族のために「最良の安心」を得ることができると確信致します。
がんは昭和56年から死亡原因の第1位を占め、平成24年に死亡者数360,963人(男性215,110人、女性145,853人)。同年死亡者数が約124万5千人ですので、おおむね3.5人に1人ががんで亡くなっていることになります。
X線CTやMRI、超音波検査などは腫瘍の「形の大きさ」を見る検査です。それに対してPETは腫瘍細胞の「活動性」の悪性度まで知ることができます。例えば形は小さくてもPETで悪性度の高いがんであることが分かれば、手術の範囲を広くしたり、あるいは抗がん剤を併用するなど適切な治療方針に変更することが可能になります。
従来のがん検診では、臓器別に検査が行われており苦痛や不快感を伴う場合もある検査でした。
PET検査では1回の検査で全身を検査することができ、体に優しい検査です。
PET検査の悪性腫瘍発見率については従来検査に比べ向上します。さらに他の検査(MRI・超音波・腫瘍マーカーなど)を組み合わせPETがんドックでは従来検査との比較で約10倍、がんの発見率が上がります。
検査前…検査前4~6時間は絶飲食(水は可)
受付
控え室
注射…検査薬(18F-FDG)を静脈へ注射
薬剤が体内に広がるまで80分安静にします
PETでの撮影…診察台の上で横になって安静にします(20分~30分)
検査後50分ほど休憩(体内のガンマ線の量が減少するまで)
前日は、激しい運動はさけてください。検査当日の朝食から絶食していただきます。水や砂糖なしのお茶は飲んでもよいのですが、甘いものはさけてください。くすりを注射してから撮影までのあいだは、安静にしてください。筋肉を使うとくすりが筋肉に集まってしまうので、診断が難しくなる場合があります。
また、検査の直前には、膀胱内にあるくすりの代謝物を排出するため排尿していただきます。
TEL 0120-373-468
受付時間/月~土 AM9:00~PM4:30