ワンポイントリハビリ
五十肩の体操
リハビリテーション科 作業療法士 渥美 恵
多くの方が悩まされる肩の痛み。肩関節は骨の構造上、炎症や損傷が起きやすく、痛み・運動障害が起きやすい部位です。
五十肩にお悩みの方々に対して、症状の経過と時期別の体操を紹介致します。
痛みに合わせて、無理のない範囲で5~10回実施してみましょう。
発症直後の炎症があり、痛みが強い時期は、無理に動かすのはお勧めできません。
①痛い方の手でアイロンなど(500g~1kg)を持つ
②前後・左右・円を描く(右回り・左回り)ようにゆっくり動かす
※体を使って腕を振るのがコツです
肩を動かした時の痛みが多少和らいできたら、
肩の痛みが強くならない範囲で動かしていきましょう。
レッスン1
①痛い方の手を我慢できる程度の高さに置く
②スクワットをするように体を沈み込ませる
レッスン2
①腰の後ろで手を組む
②背骨に沿って上げていく
レッスン3
①頭の後ろで手を組む
②胸を張るように肘を開く
肩の痛みや不快感が少なくなってきたら、リハビリを積極的に行って
関節の柔軟性を取り戻していきましょう。
①両手で棒やタオルを持つ
②十分に肩が動くように上げたり、前に伸ばしたり、横に倒したりする