レシピ紹介
おくずかけ
栄養管理課 管理栄養士 曵地 望
今月ご紹介するのは、宮城県仙南地域の郷土料理と言われる「おくずかけ」です。主に、お盆などの精進料理(肉や魚を使わない料理)として食べられます。
白石市の名産品「温麺」は油を使わず作られる短めの乾麺で、消化に優しいことで有名です。他の材料には、油揚げ、麩、野菜と具だくさんで、栄養バランスが整うことが期待出来ます。また、とろみをつけることで野菜も食べやすくなり飲み込みやすくなるため、お子さまから年齢を重ねた方まで広い年代の方が食べやすいと言えるのではないでしょうか。各家庭にある食材、味付けで作られるお袋の味。お盆におすすめの一品です。
作り方
① じゃが芋、にんじんは皮をむき、いちょう切りにする。ごぼうは皮をむき、半月切り。さやいんげんは茹でて長さを三等分にし、干し椎茸はお湯で戻し千切りにする。
② こんにゃくは短冊切りにし、油揚げは油抜きをした後、短冊切りにする。白玉麩は、お湯で戻して水気をしぼっておく。
③ 鍋にめんつゆ、希釈分の水、じゃが芋、にんじん、ごぼう、干し椎茸を入れて煮る。
④ じゃが芋が柔らかくなったら、こんにゃく、油揚げ、白玉麩、さやいんげんを加え、さらに煮る。
⑤ 鍋にお湯を沸かし、温麺を茹でる。ザルにあげて水気を切って、皿に盛る。
⑥ ④に水溶き片栗粉を加え、とろみがついたら⑤にかける。
1人分栄養価
エネルギー398kcal、塩分5.4g