南東北看護師コラム
自分でできる骨粗鬆症チェック!
骨粗鬆症マネージャー 藤井 純
骨粗鬆症は「骨の生活習慣病」ともいわれ、生活習慣によって知らず知らずのうちに進行し、骨がもろくなっていることがあります。 今回は、「ひょっとして骨粗鬆症かな?心配だな。」と感じる方へチェック項目をご紹介します。特に骨密度が低下しがちな40歳以上の女性におすすめですよ。
●どのようなチェック項目があるでしょうか?
①洗濯物を高いところに干せなくなった
②ちょっとした段差などでつまずいたり、転びやすくなった
③高い棚に手が届かなくなった
④背中や腰に痛みがある
⑤最近、背が縮んだような気がする
⑥最近、背中が丸くなったり、腰が曲がってきた気がする
⑦転倒するなど、ささいなことで骨折した
⑧家族や親せきに骨粗鬆症になった人がいる
⑨両親のどちらかが股(また)のつけ根を骨折した
⑩糖尿病や慢性腎臓病と診断されたことがある
⑪消化器系の手術を受けたことがある
⑫関節リウマチや、副甲状腺機能亢進症と診断されたことがある
⑬ステロイド薬を使用している(服用・吸入など)
⑭女性は閉経を迎えた 男性は70歳以上
⑮どちらかというと細身の体型
⑯喫煙の習慣がある
①~⑥までは身長が縮んだことについての質問ですが、実はこれらは骨粗鬆症の特徴的な症状です。
また、喫煙や治療されている病気によっては、骨粗鬆症のリスクとなります。
骨粗鬆症は、骨折して気づくことが多い病気なので、過去に骨折をしたことがある場合、以前から発症していたということが考えられます。また、家族歴も重要な情報となります。
該当する項目はいくつありましたか?5個以上該当した方は、すでに発症していたり、骨粗鬆症になりかけているかもしれません。早めに自治体や医療機関で検査を受けることをおすすめいたします。
みなさんも早期発見ができるようにチェックしてみてください。