ワンポイントリハビリ
福祉用具について part2
リハビリテーション科 理学療法士 石井 麻美
▶介護保険で提供される住環境整備に関連するサービス
提供される福祉用具は、利用者の状態の変化に対応できるようレンタルが基本となっています。 ただし、使い回しがふさわしくないもの(トイレなど)や、使うことによって形が変わるもの(消耗品)は購入対象となります。
福祉用具貸与
①車椅子
②車椅子付属品
③特殊寝台
④特殊寝台付属品
⑤床ずれ防止用具
⑥体位変換器
⑦手すり
⑧スロープ
⑨歩行器
⑩歩行補助杖
⑪認知症老人徘徊感知機器
⑫移動用リフト
⑬自動排泄処理装置
特定福祉用具購入
①腰掛便座
②自動排泄処理装置の交換可能部品
③入浴補助用具
④簡易浴槽
⑤移動用リフトのつり具部分
▶福祉用具レンタルのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
・少ない費用で利用できる ・商品の変更や返却ができる ・定期点検が可能 |
・介護度によってレンタルできる商品が限られる ・新品でないことも多い |
福祉用具は、身体の状態に合わせて必要な機能を選ぶ事がポイントになります。自分で出来る事を減らさないこと、そして今出来ていることを維持し続ける事を大切にし、福祉用具を最大限に活用していきましょう。
次回は、実際に生活の場面でどのように福祉用具が活用されているのかをご紹介したいと思います。