南5病棟のご紹介
南5病棟 看護師長 髙橋 明美
南5病棟は整形外科、脳神経内科を中心とした病棟です。整形外科では転倒により受診し、骨折の診断で手術目的の入院になる方が多くいらっしゃいます。脳神経内科では筋委縮性側索硬化症(ALS)をはじめとする神経難病の方が多く入院されています。高齢者率が年々高くなっていく中、物忘れなどの症状についても脳神経内科で対応しています。
病棟の職員は整形外科医師が2名、脳神経内科医師が3名、看護師は24名、看護アシスタントは3名です。リハビリテーション科、医療福祉相談室、栄養管理課などの他部門の職員とも一緒に患者さんの療養生活の支援や、ご家族への退院指導および相談などの対応を行っています。
整形外科の患者さんの場合、手術翌日からリハビリを開始し、手術後病状が安定すると退院となります。患者さんの状態によっては、回復期リハビリテーション病棟へ移りリハビリを積極的に行う場合や、地域包括ケア病棟へ移り自宅退院に向けサービスの調整を行う場合もあります。個々の患者さんに合わせて効果的にリハビリが実施出来るよう、リハビリスタッフと連携を密にしています。
脳神経内科の患者さんは病状が進行していく場合が多く、精神的な支援が必要になってきます。できるだけ住み慣れた場所で生活できるよう、多職種でカンファランスを行い、患者さんやご家族の要望に沿えるよう話し合いを重ねています。人工呼吸器を装着している重症の患者さんの1泊外泊時には、医師・看護師・リハビリスタッフなどが同行し、患者さんの安全・安楽に努めました。入院中に会えなかった家族に会うことができ、患者さんはとても嬉しそうな様子でした。こうした患者さんとの関わりによって、私たちスタッフの心も温かくなります。
新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年8月現在、面会禁止や面会制限が続いています。当病棟でも同様で、ご不便をおかけしていますがご協力をお願いいたします。