薬剤科だより
新型コロナワクチンとその他のワクチン
薬剤科 薬剤師 寺川 友貴
新型コロナウイルスのワクチン接種を予定されている方は多いと思いますが、そろそろインフルエンザウイルスが流行りだす季節です。
今回は新型コロナウイルスのワクチンとその他のワクチンはどの程度間隔を開ければよいのか解説します。
新型コロナウイルスのワクチンとインフルエンザウイルスのワクチンは同時接種が可能です。 新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種については、単独で接種した場合と比較して、有効性及び安全性が劣らないとの報告があること等を踏まえ、令和4年7月22日開催の厚生労働省の審議会において議論された結果、実施が可能という結論になりました。
一方、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン以外のワクチンの同時接種については、現時点で安全性に関する十分な知見が得られていないため、実施できません。互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種するようにしましょう。 特に子どもの場合は、定期接種でワクチンを接種することもあるため、予め計画を立てた上で新型コロナウイルスワクチン接種の予約を行うようにしましょう。
【参考】厚生労働省 新型コロナウイルスワクチンについて https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0037.html