【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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診療受付時間(月~土 8:30)休診日(日・祝・年末年始12/30-1/2)

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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南東北看護師コラム

認知症介護の工夫~テキトウだっていいじゃない~

認知症看護認定看護師 山田 愛実

 今回は認知症介護の心構えをお伝えしたいと思います。

 ご長寿が進んだ現代において、認知症は老いと共に必ず訪れるもの、といっても過言ではないと思います。 認知症になるまいと予防を頑張っている方、認知症になって絶望してしまう方、認知症と共に生きていく覚悟を決めた方、様々な方がいらっしゃいます。

 そんな認知症の当事者を支えるご家族もまた、当事者の方の一喜一憂に心を痛めていることと思います。

 認知症当事者を介護するときの基本的姿勢は ア:慌てない イ:急がない ウ:嘘をつかない(介護者都合での嘘)  エ:笑顔で  オ:穏やかに が良いと思います。

 もちろん、これだけで全てが解決するわけではありません。認知症当事者の方は、日々起こる不思議な出来事と戦っているのです。その心理に寄り添う方法として、このアイウエオを提言しています。

 しかし、ご家族の方も心がいっぱいになってしまうことがあります。これは誰しも起こることであり、実際に私自身も経験があります。そんな時は、思い切って介護のプロに任せてみる等、手抜きをしましょう!

 ご飯を食べないと悩んでいる方、食べられるときに食べれば良いと思いませんか?おやつでも良いと思いませんか?怒りっぽくて困っている方、当事者に怒る元気があるのであれば、まだまだ出来る事もあるのではないでしょうか。 徘徊してしまうという方、徘徊しても見つけてもらえる仕組みがあれば良いと思いませんか。

 当事者の方の安全や健康を保とうと必死になる余り、がんじがらめにしてしまうとかえって逆効果です。当事者の方にとって、何が一番幸せなのか、ご家族にとって当事者がどうなる事が良いのか、ご家族だけではなく、当事者を取り巻くみんなで考えられると良いですね。

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