網膜剥離!?
副院長 吉野 泰啓

私事で恐縮ですが、丈夫がとりえの私が昨年突然「裂孔原性網膜剥離」になり、危うく左目失明するところでしたので、その体験談を簡単にお話します。
昨年7月の晴れた土曜日、左目の飛蚊症がひどい上、砂模様が見えるのに気づき、これは網膜剥離の典型的症状だと思いました。でも外傷の既往もないのに何故??酔っているとき誰かに殴られた??そんな形跡もないが、すぐ検査してもらった方が良いと思い、土曜日午前中診療している名取市内のN田眼科を受診、幸運なことに私と同じ福島県立医科大学出身の先生で、「今日受診してもらって本当に良かったです。網膜剥離です。これからすぐレーザー治療させてもらいます。」と速攻で治療してもらいました。土曜日の昼近く患者さんであふれる中、あっという間に治療は終了、本当に助かりました。
その後はここ数年来発症した老眼と相まって、未だかすんだり歪んだりするものの経過は順調で、さらに2ヶ月後「右もはがれそうなところがありますので今のうちに治療しておきましょう。」とまたまた速攻でレーザー治療してもらいました。少し勉強したところ「裂孔原性網膜剥離」は加齢による硝子体の液状変化(老化)により網膜が引っ張られることにより発症、特に近視の強い人におこりやすいようです。注意しましょう!
それにしてもN田眼科はいつ行っても患者さんであふれており、優秀な医師のもとには患者さんが押し寄せるものだと今更ながら感じました。N田先生の的確で迅速な診断と治療のおかげで、外科医人生をもう少し続けることができる幸せに感謝しつつ、日々の診療に励みたいと思う今日この頃です。