退院調整看護師からのお知らせ
『寝たきり』でも在宅へ
東1病棟 看護師 鈴木 めぐみ

超高齢化社会となった今、入院を必要とする高齢者も増加しており、また介護を行う家族の年齢も高齢化しています。『寝たきり』をもたらす原因疾患で最も多いのは脳卒中後遺症です。しかし、高齢者においてはちょっとした病気でベットに安静にしていても、寝たきりになってしまう可能性があります。『寝たきり』になってしまうと、経済的・環境的な理由で「別々に住んでいるので、うちでみることができません」「寝たきりになってしまうと在宅ではみられない」「今後は施設にお願いしたい」と考える方が多くみられます。また、在宅看護では食事・おむつ交換・家を留守にできない・精神的負担が大きいなど、ご家族の方に多大な負担をかけることは確実です。
しかし現在、介護保険適応で様々な在宅・施設サービスを受けることができます。サービスの概要に関して、当院では担当の相談員が病棟に一人ずつ配置されているので是非、相談してみてください。
『寝たきり』の患者さんが在宅に戻られるときは、看護師が必ずレクチャーを行います。たとえば、痰の吸引が必要な方、おしっこの管を入れて帰る方、糖尿病で血糖の測定・インスリン注射が必要な方、おむつ交換の仕方など、パンフレットを用いてわかりやすく説明・指導いたします。
在宅看護は難しい」と思わず、在宅サービスを利用しながら『寝たきり』でも在宅へ帰れるよう援助いたしますので、是非、相談員・看護師・ケアマネジャーに相談を!!