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宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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薬剤科だより

食中毒について②

薬剤科 薬剤師 寺川 友貴

 7月号では細菌が原因で起こる食中毒について説明しました。今回は食中毒の予防について解説していきたいと思います。
 食中毒を防ぐためには、食べ物に細菌を「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」という3つのことが原則となります。

(1)つけない=洗う、分ける

 手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌を食べ物に付けないように、次のようなときは必ず手を洗いましょう。

・調理を始める前

・生の肉や魚、卵などを取り扱う前後

・調理の途中で、トイレに行ったり、鼻をかんだりした後

・おむつ交換をした時や動物に触れた後

・残った食品を扱う前

 また、生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、使用の都度きれいに洗い、できれば殺菌しましょう。 加熱せずに食べるものを先に取り扱うのも1つの方法です。焼肉などの場合には、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものにしましょう。 食品の保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。

(2)増やさない=低温で保存する

 細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。 食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品やお総菜などは、購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。 しかし、冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大事です。

(3)やっつける=加熱処理

 ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。 特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。
 ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。台所用殺菌剤の使用も効果的です。

【参考】食中毒予防の原則と6 つのポイント https://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/

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